よくいただくご質問 - [Q&A]

酒粕の色がピンク色になっているが大丈夫か?

問題ありません。酒粕は発酵食品の為、温度や湿度時間の経過にともない
白から乳白色、黄色やピンク色、そして茶色へと変色していきます。
(奈良漬けは、最終茶色の酒粕に漬け込む為濃い色になります。)

黒い粒が入ってるが食べれるのか?

取り除いていただければ大丈夫です。酒粕には、田んぼのお米と同等以下の
雑穀(粟や稗などの実、皮)が混入することがあります。万が一食されても
害はございませんが、取り除いて食べていただければ問題ありません。

酒粕は腐らないのですか?

酒粕はアルコールを約8%~9%含んでいますので基本的には腐りません。ただし空気に触れる状態で長期間放置しておくとアルコールが揮発し殺菌作用が無くなるため、腐ったり、カビたりする場合があります。

いつもと臭いが違うけど大丈夫?

見た目が通常品と同じようであれば問題は無いと思われます。
酒粕は、清酒製造工程で発生する副産物ですので、清酒の種類や、製造に使用される酒母や麹菌等の種類によって変わってまいります。
この酒母、麹菌の種類は、多種類あり、その種類によって清酒の品質も変わります。

同様に酒粕の味、品質も微妙に変わってまいります。更に、その年の米の状態や気候等によっても清酒の出来具合は微妙に変わってくるため、同じ蔵元から出る同じ種類の清酒の酒粕でも必ずしも品質が均一であるとは限りません。
また発酵の過程により少し酸味が出たり、風味が強くなったりしますので、香りも微妙に変化するためだと思われます。

酒粕が柔らかくなっているが、商品として問題無いか?

商品として問題ありません。原因として酒粕は生もので、酵母が生きたまま含まれております。温度や時間経過など諸条件によって早い遅いの差はありますが、酵母の活動によって二次醗酵が起こり、アミノ酸や糖に作用して、色・味・固さに変化を起こします。(保管状況により発酵の進度が違います。冷蔵庫内でも同様に次第に発酵していきます。冷凍庫内であれば発酵はほとんど進みません。)

生で食べてもいいのでしょうか?

そのまま召し上がられても問題ありませんが、火を通さないとアルコール分が含まれたままですので、お酒を飲むのと同じことになります。

甘酒、麹と酒粕どう違う?

風味、作り方、アルコール分、栄養成分などの違いがあります。

【風 味】

麹の甘酒はつぶつぶが残っており食感が楽しめ、砂糖を使っていないので甘さが自然の麹の甘みのみに対して、酒粕は濃いめに作ればドロッとしていて薄めればサラッとにもなり、また砂糖の甘さを好みで調整することができます。

自分の好みの味を作れる利点があります。

【作り方】

麹の甘酒は炊飯器で造られる場合が多いですが少し時間を要します。酒粕甘酒は短い時間で作れることが大きな違いですね。また麹と酒粕の価格についても少し差があります。

【アルコール分】

麹甘酒は完全にアルコール0%です。酒粕甘酒は1%以下約0.3%~0.8%くらいのものが多いと思われます。

粕汁や甘酒で飲酒運転になる?

酒粕には8~9%のアルコールが含まれています。(ビール4~6%)実際に粕汁を食べて飲酒運転になったというケースもあります。
アルコールの沸点は78.3℃になりますが、約80℃以上で3~5分以上煮立てればほぼアルコールはとんでいると思われます。
(料理酒をお使いの場合と同じように考えていただければ大丈夫です)

また酒粕を使った甘酒も市販されてますが、アルコールは1%未満というものがほとんどです。
しかしお酒に弱い人の場合、それでも酔ってしまう可能性はありますので、運転される方、妊婦の方、お子様はご注意して下さい。

(アルコールの分解能力は人によりさまざまです。その時の体調によっても変わってくるのでお気を付け下さい。)